同性愛(LGBT)・BL好きな人におすすめな泣けるゲイ映画・ゲイシーンまとめ

恋して、別れる、また恋して、を繰り返して、自分はどうしていつもこう長く続かないんだろうと疑問に思ったとき、ふと気づいたことがありまして。
恋人同士で過ごすステディーな関係に憧れつつも、結局1人の時間という自由をもっと満喫したいとも思う自分に気づいたんですよねぇありゃりゃって、まぁそんなふうに思うわけなんですけれども、
結局のところ、癒してほしいけれどその癒し、1人で味わいたい、みたいな感じじゃなかろうかと。

そんな欲張りな自分が最近1人で味わっている癒しといえば、動画配信された映画をスマホやipadで視聴することです。
邦画も洋画もいろいろ観ますが、セクシュアルマイノリティが中心人物で登場する作品はチェックしておきたくなります。

当事者の割に楽観視してきて、年相応な恵まれた環境なんだろうけどどこか孤独ともいえる…、そんな自分自身のこれからの生き方のヒントを見つけたくて!

で、探せば次から次へと出てきますね、名作豊作わんさかさ〜なんですね。
洋画でも邦画でもLGBTQを題材にした映画がたくさんあるなかで、今回は、侮っていたらいつのまにか涙腺崩壊しちゃいそうな、号泣必至な作品をいくつかまとめて書き出しておこうと思います。

国内・海外のゲイテーマもしくは全体的にゲイシーンが多い映画をピックしています:)

泣ける日本のゲイ映画(邦画)

メゾン・ド・ヒミコ

映画「メゾン・ド・ヒミコ」予告動画はコチラ!

注目キャスト(男性陣)オダギリジョー
西島秀俊
公開年2005年
監督犬童一心
視聴方法

『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督と脚本家・渡辺あやのコンビが、ゲイの老後問題というシリアスなテーマを描いたことで話題でした。

ゲイである父親(田中泯)を嫌い、その存在を否定して生きてきた沙織(柴崎コウ)は、春彦(オダギリジョー)という若い男から父がガンで余命いくばくもないことを知らされる。春彦は父が営むゲイのための老人ホームで働く、父親の恋人だった。

引用元: シネマトゥデイより参照

海辺に建つゲイのための老人ホームに静かに佇んでいる死期を悟った卑弥呼、少女のころ卑弥呼に捨てられた娘、彼女をホームに迎えにくる美青年、そしてホームに暮らすゲイやニューハーフたち。それそぞれが織りなす人間模様が、なんとも味わい深く、心に残るラストになっています。

当時ゲイのコミュニティが歓喜の渦に包まれた、若かりしオダギリジョーのセクシーな美青年っぷりにも注目です。笑
同じく若かりし西島秀俊の似合わない長髪姿も拝めます。…ちなみにこの二人だけのシーンはさほどありません。

怒り

※ゲイ映画ではなく、ゲイのカップルが登場する映画です。

注目キャスト(男性陣)妻夫木聡
公開年2021年
監督李相日

監督:李相日×原作:吉田修一という名コンビが率いる、映画「悪人」の制作チームが再びタッグを組んで挑んだ、吉田修一原作小説「怒り」の映画化ということで、日本アカデミー賞各部門でも受賞した名作です。

東京都八王子市である夫婦が殺害される残虐な事件が起きる。現場には「怒り」と書かれた血文字が残されていた。被疑者・山神一也は 整形をして逃走し、1年が経過しても見つからなかった。それから1年後、千葉の漁港で暮らす洋平と娘の愛子の前に田代という青年が現れ、東京で大手企業に勤める優馬は街で直人という青年と知り合い、親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は、無人島で田中という男と遭遇する。千葉、東京、沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れる。心を通わせていくなかで、「信じていたい」という思いと、「もしかしたら」と言う疑念に揺れる人々。

愛した人は殺人犯なのか?
それでも、あなたを信じたい───────。

引用元: 映画.com 作品情報 より参照

家族や友人、愛する人をも疑ってしまい、葛藤し、後悔し、信じることについて、”怒り”にも似た感情で問いかけ続ける。個人的にはそんな感じの所感です。感動のヒューマンミステリーです。

豪華俳優陣の演技やストーリー構成がこの年放映されたどの邦画よりおそらく群を抜いていて、ほんと観て良かったと思っています。
なんといっても作中でゲイ役を演じた妻夫木聡がゲイ受けバッチリのビジュアルで最高でした。いやシャツのボタン開けすぎだぞとは思いましたけども。

というかそもそも李相日監督がつくる映画がなぜか好きでして、「怒り」はもう5回ほど再生してしまっています。なんでこんなに好きなのかはまた別の話とするとして、あとあれです、妻夫木演じる優馬の住む部屋に釘付けでして、日本ではなかなか見つからなそうな、海外仕様な間取り(なんか、ね、SATCのシャーロットの家みたいね壁だったよね…)。公式サイトで掲載されている製作日誌によると、恵比寿の築20年のマンション7階の1LDK。をイメージしたそうです。独身エリートエグゼクティブゲイじゃないですか。 すげーなおい、大手通信会社ねぇ…すごぃぃ。

泣ける海外のゲイ映画(韓国)

メソッド

ベテラン俳優と若きアイドルが、舞台の仕事として同性愛者の役を演じ、次第に役作りなのか本心なのか自分でもわからなくなるほどのめり込んでいってしまうというノンケ覚醒系なお話です。

注目キャスト(男性陣)パク・ソンウン
公開年2017年
監督パン・ウンジン

舞台の幕が下りるまでどうなるかがわからないドキドキ感。『パラサイト』がすごく心に刺さったこともあり、韓国映画にどんどんハマっていく自分がいます…。

泣ける海外のゲイ映画(洋画)

君の名前で僕を呼んで

映画「君の名前で僕を呼んで」予告動画はコチラ!

注目キャスト(男性陣)ティモシー・シャラメ
公開年2017年
監督ルカ・グァダニーノ

主人公役のティモシー・シャラメの若気にあてられますねぇ。真夏の果実に触れた気分です。
エンドロールのあいだ、ノーカットでティモシー・シャラメの表情が徐々に変わる姿は物語の核心をついているようにも思います。

ムーンライト

映画「ムーンライト」予告動画はコチラ!

注目キャスト(男性陣)トレヴァンテ・ローズ
公開年2016年
監督バリー・ジェンキンス

アカデミー賞・ゴールデングローブ賞ともにLGBTQをテーマのラブストーリーが作品賞を受賞した、史上初の快挙が大きな話題となった、バリー・ジェンキンス監督/脚本作品。自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴った物語とされています。

シャロン(アレックス・ヒバート)は、少年の頃から内気な性格の男で、自分を助けてくれたフアンと男友達ケヴィンだけが、心許せる唯一の“友達”だった。
高校時代、月明かりが輝く夜、シャロンはケヴィンと初めてお互いの心に触れることに… しかし、その翌日、学校ではある事件が起きてしまう。
───────月明かりで、おまえはブルーに輝く。
───────泣き過ぎて、自分か水滴になりそうだ。
───────あの夜のことを、いまでもずっと覚えている。

引用元: 映画.com 作品情報 より参照

少年期、高校時代、そして青年期。主人公1人を3つの時代から綴る構成で、配役も変わるので、主人公役は3人います。
月明かりの夜、暗い影に飲み込まれそうになりながらも、一途な想いが、一筋の光へと変わる瞬間を見たとき、深い感動と余韻に包まれること必至。と、そんなポエミーな感じに浸りたくなりました。

チョコレートドーナッツ

映画「チョコレートドーナツ」予告動画はコチラ!

注目キャスト(男性陣)アラン・カミング
公開年2012年
監督トラヴィス・ファイン

1970年代のアメリカN.Yのブルックリンを舞台に、ゲイの男性カップルのルディとポールが、育児放棄された障害児・マルコの里親となり育て愛するも、70年代ゆえの不条理な差別によって親権を剥奪され、マルコと引き離されてしまう実話を映画化。

僕は忘れない。
ぽっかりと空いた心の穴が
愛で満たされた日々───────。

引用元: 映画.com 作品情報 より参照

物語はバッドエンドです。
マルコは、ルディとポールの溢れる愛に満ちていて、初めて見つけた自分の居場所から離れたくなかったのに、無秩序な社会がそれを許しませんでした。
薬物中毒の母親のネグレクトのせいで、こんなにも自分に悲しいラストが待ち受けていたなんて、マルコは想像もしていなかったことでしょうし、マルコはただ心の優しい賢く楽しい子供で、チョコレートドーナツが大好きで、ディスコダンスの達人。望んで障害児になったわけじゃない。
そんなふうに、ルディとポールがマルコを守ろうと必死に訴える場面たるや、もう。どうしてこんな心の優しい人達が幸せになっちゃいけないのかあまりにも悔しくて、声を殺して泣いてしまいました。

目頭が熱くなること確実なので、家で観るなら冷たい飲み物をスタンバイして観ましょう、途中なんどか目を冷やす用に。笑
缶ビール2杯飲み干しましたよ。で、甘いもの食べたくなりミスドへ直行しました。食べますよそりゃ。

ブロークバック・マウンテン

映画「ブロークバック・マウンテン」予告動画はコチラ!

注目キャスト(男性陣)ヒース・レジャー
ジェイク・ギレンホール
公開年2005年
監督アン・リー

時代ゆえの問題として、バッドエンドを迎える形になります。泣
ある意味希望をもたせつつも、切なさとともに余韻が残るラストです。
20年にわたる愛と自由の物語は、涙なしでは観れません。

はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった・・・
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。定職の無いイニスとジャックは、羊放牧の職を得て、ここでひと夏を過ごす事になる。移ろいやすい大自然の中で互いを助け合う内に、彼らの心の中に深い絆が築かれる。それが、ごく自然に男同士の許されない関係へと変化していくのに、それほど時間はかからなかった。保守的な時代、閉鎖的な土地で、20年もの永きに渡り、密かに愛を育んでいくイニスとジャック。互いに伴侶を得、子供を授かりながらも・・・。しかしやがて、厳しい社会の現実が、2人の関係に影を落としはじめる・・・。

引用元: 映画.com 作品情報 より参照

ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞、アカデミー賞 監督賞、脚色賞、オリジナル音楽賞など、LGBT映画では初の快挙といえるほど、名誉ある賞レースを総ナメした作品です。上映されていた当初、カウボーイのBL?みたいなキービジュアルを見た自分は、非日常過ぎてあまり観る気が起きなかったことを覚えています。

いま思えばさっさと観て誰かと「ブロークバック・マウンテン」について映画談義に花咲かせたりしたかったものです。
ノンケの方や、同性愛に本質的に抵抗がある方にも、まずそのつまらない固定概念を捨てて、目見開いてちゃんと座ってじっくり観てほしい作品です。

あぁ、なんといってもイニス役を演じた故ヒース・レジャーのアンニュイな表情に釘付けになりました。

ブエノスアイレス

第50回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞受賞のウォン・カーウァイ監督衝撃作とされています。
惹かれ合いながらも、傷つける事しかできない男と男の刹那的な愛を、若き日のトニー・レオンと、いまは亡きレスリー・チャンが熱演しています。

南米アルゼンチンへやってきた、ウィンとファイ。
幾度となく別れを繰り返してきた2人は、ここでも些細な喧嘩を繰り返し別れてしまう。
そして、ファイが働くタンゴ・バーで再会を果たすが…。
二人の男の普遍的な愛が、ちょうど香港の裏側に位置する最果ての地・ブエノスアイレスで、色濃くも儚く描かれる。

と、いった感じです。

愛しているはずなのにうまく表現できず、好きなのに、相手を振り回してしまうウィンと、翻弄されることに疲弊してしまったものの、断ち切ることができないファイとのいびつな関係は、苦悩だったのか、愛を知る通過儀礼だったのか…?観る人によって違って見えてくるかと思います。
ウォン・カーウァイ作品の独特な映像・音楽の効果が、哀愁をより引き立たせています。