連載が始まり10年、物語上では8年経った「憂鬱な朝」は、もう読みましたか?

10歳で子爵家を継いだ若き当主・久世暁人(くぜあきひと|なんとタチ)と、冷徹でありながらも有能で美貌の年上家令・桂木智之(かつらぎともゆき|そしてウケ)との、クラシカルロマンBLです。
最終巻を閉じたあとしばらく余韻に浸ってしまうほど傑作中の傑作だと思ったので感想をまとめておきます!

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明治時代ゆえの紳士のファッションや嗜みがさりげなく描かれているのも特徴ですが、なかでも情事に溺れるなか描かれる褌姿が…眼福です!
どうも、憂鬱な朝ロスであり褌ロスでもあり今朝も憂鬱なCHIRORU(@chol7777)です。

憂鬱な朝|ネタバレあらすじ

激動の華族社会における身分制度の格差や確執に翻弄される時代、頭の賢い二人がタッグを組めば解決できそうな局面が多いものの、そうはいかない関係性なのが、この物語の見どころであり、BL的ネックでもあります。

暁人のためではなくあくまで久世家の家格を上げるために動くと言い放つ桂木の目が、自分に対してだけやけに酷く冷たいと悟った襲爵当時10歳の暁人は、桂木に拒絶されながらも、認められたい一心から子爵としての勤めに励み、尊敬に値するその気持ちはやがて恋心へと変わっていきます。
と、そんな恋の始まり方です。
身分や爵位を気にせず、ただただ桂木と肩を並べて歩けるような、もっと深く互いを理解し合えるような関係になりたかっただけの暁人の一途な眼差しや表情に、毎巻キュンキュンやられます。笑

かわいい!

そしてそんな子がどんどんイケメニック(イケメンでアカデミック笑)な感じになっていきます。
ほどなくして、色っぽい桂木を前に欲望を抑えきれず、生意気な取引で桂木を抱くようになります。

思春期を迎え猿のように発情する暁人。
桂木のスパルタ個別指導で成績右肩あがりの立派な暁人。
どれだけ冷たくあしらわれても、抱かせてくれるようになった桂木を一途に想い続ける暁人。

一方で、
暁人が大人の男に成長していくにつれ、支えようとしている自分に気づくもすまし顔な桂木。
自分の意表を突くレベルにまで手回し根回しが上手になった暁人に気持ちが揺れる桂木。
自分の生い立ち、過去のとんでも案件からなる枷をはずそうとしてくれる暁人と、共に歩みたい自分の本心を自覚する頃に刺々しさが一瞬無くなるレアな桂木。

・・・つまりはデレたいけど、デレる関係になるには決め手に欠ける!(褒め言葉である)

最初はそのあたりを楽しむ僕でしたが、
佳境に入りクライマックスへと読み進めるうちに、互いの思惑どおりにいかない展開ですれ違い続けながらも、守るべきものや未来に残そうとするものを決断していく二人の軌跡は、心揺さぶるものがあります。

子爵と教育係の関係で片付けることができなかった二人が、体を重ねるごとに迎えたいくつもの憂鬱な翌朝。
朝もやで見えなかった二人の歩む道が、はっきり見える形で締めくくられて良かったです!泣

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以下、ネタバレ&あらすじ含みます。

『憂鬱な朝』

「父の死後、十歳にして子爵家当主の座を継いだ久世暁人(くぜあきひと)。教育係を務めるのは、怜悧な美貌の家令・桂木智之(かつらぎともゆき)だ。けれど、社交界でも一目置かれる有能な桂木は、暁人になぜか冷たい。もしや僕は、憎まれているのか──!? 桂木に惹かれる暁人は、拒絶の理由が知りたくて……!? 若き子爵と家令の恋を紡ぐ、クラシカルロマン。

引用元: Renta!より

憂鬱な朝 2

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[著]日高ショーコ

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と、こんな感じです。

中盤、桂木が先々代の庶子だと分かり、久世家に入ったいきさつに加え、あれだけの知性を備えた環境や家令になった経緯を知ることになり、なぜ暁人に冷たかったのかが見えてきます。
もう可哀相過ぎます…。

その桂木にとって、
桂木のために跡継ぎ問題や過去のいざこざを清算しようと行動をおこした暁人の存在は、奇しくも何者にも代え難い存在となっていきます。

さらには庶子ではなく、誰と誰のあいだの子だったのかなど、真実というか答え合わせは、最終巻にすべて凝縮されています!
なので、暁人視点だったため謎が多かった1巻を読んだあとに、同じ時系列で描かれる桂木視点の最終話を読むと、だいたい全容がわかるからくりだったりします。おもしろい!

美麗な表紙も毎回話題でしたね。
1巻は黒背景に視線を合わさない構図で、8巻は白背景に陽が射すなか、手をつなぎ銀の懐中時計を介してなにかを誓い合うような構図….読めば分かるこの立ち位置。神々しい…。

ドラマCDの表紙ジャケットも忘れちゃいけません!
こっちのほうが、顎ぐいや跪き受けなど、単行本よりサービスショット多めで好きです。笑

まだの方は、是非!

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