最近、有川浩さん原作の映画やドラマをよく見かけます。ミステリーなら湊かなえさんなども。で、今回取り上げる坂木司さんも、EXILEのAKIRAが主演の映画「ワーキングホリデー」や、ドラマ「青空の卵」など、結構実写化で取り上げられていると思います。
ベストセラーの「和菓子のアン」など、作品も増えてきてますね!

今回はそんな注目され続けている坂木司先生のデビュー作にして大ヒット作「ひきこもり探偵シリーズ」3部作をご紹介したいと思います。

1部「青空の卵」と2部「仔羊の巣」は短編連作作品となっていて、3部「動物園の鳥」は長編作品となっているこの「ひきこもり探偵シリーズ」の見どころは、なんてったってBL寄りな描写に、見えないこともないことッ!です。(笑)男二人が主人公で、平たく言えば、ツンデレ受け×ヘタレ攻めみたいな・・・笑

以下、ネタバレ&あらすじ含みます。

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『青空の卵』

外資系保険会社に勤める坂木司(僕)は、中学からの友人で自称ひきこもりの在宅コンピュータプログラマー・鳥井真一をなんとか外に出したい想いで、毎回身の回りに起きた出来事や相談を切り口に外出を鳥井に促す。いつも坂木の周りで起こる事態は思わぬ問題へと発展し、それを鋭い観察眼で解決していく鳥井だが・・・。異常なまでに坂木に執着した、トラウマを抱える鳥井の自立と、鳥井に信頼されることに自らも依存していた坂木の自立・・・二人が殻を破り、広い世界へと羽ばたく勇気を持つところまでを描いた葛藤と成長と、少しの日常ミステリー!

と、こんな感じです。

様々なエピソードのなかでも秋の足音(ドラマでは「人魚の足音」)というエピソードが印象的です。ここに登場する塚田と安藤は後のエピソードにもちょくちょく出てきます。てかこの塚田と安藤の関係が、鳥井×坂木より萌えた。実に萌えた。関係性としては本当にかわいそうな過去を持つ二人ですが、うん、かなり萌えた。www「あのね、あたし、もう男じゃないんです。」とか言ったり、「一緒にいさせて」とか、もうハッキリ言ってますからね笑。捉え方次第で・・・。

鳥井は両親から離れ中学生時代にいじめにあい心身ともに弱まっていた頃、坂木に友達になってくれと言われます。鳥井にとって一筋の光にも見えた坂木が唯一無二の存在になるのも無理もないですが、それにしても成人の男がここまで異性に興味がないのは・・・。そうです。鳥井を大人として見たら安っぽいBL仕立てだなぁ、と思えちゃうストーリー展開なんですが、つまりは鳥井は坂木が絡むとまだ大人になれていない、未熟な”子ども”に戻る節がある、という解釈で読むと、とても考えさせられる深い内容に捉えることができました。”ひきこもり”から立ち直ること、トラウマから逃げずに立ち向かうことの大切さ。そんな希望に満ちた今後を予感させてくれるような二人の物語です。

ていうか、坂木が外資系の会社に就職した理由が、休みが取りやすく鳥井と一緒にいる時間が多く持てるためとか!!もぉぉぉどこまで鳥井命なんですかwwww笑!ずっと一緒にいたいんだね。一緒に~いたいと~初めて〜思った~♪(←ま、MAXの名曲はゲイに人気www笑!)

あと、作中に出てくる鳥井の手料理や、趣味の全国各地から取り寄せる銘菓がとってもおいしそうです!鳥井の料理を見て坂木達がトラットリア・トリイ、割烹鳥井、など鳥井の家を店名に見立てるくだりがおもしろかった!3作目の「動物園の鳥」ではこれまでの料理レシピや取り寄せ銘菓名のリストも記載されています。俺はそれを見てさっそくカレーつくりましたよ笑。銘菓も食べたらなんだか鳥井の家にトリップした気分になれたwwww

1作目の「青空の卵」はBS朝日ドラマインソムニアでドラマ化もされました。(1話30分で9話あります。)「仔羊の巣」、「動物園の鳥」も実写で観てみたいなぁー。

↓↓↓以下、予告編です。

ドラマでは「青空の卵」の一部分しか取り上げられていませんが、原作では坂木の職場の同僚達の話だったり、担当のお客さんである木村おじさんが関わった話など、2部3部と進むにつれ、いろんな年代の男女が鳥井と坂木に影響を与えていきます。そんな皆が歳末には鳥井の家で食材を持ち寄って、鳥井の料理を食べながら笑い合う・・・。ひきこもりの鳥井が、少しずつではあるけれど一歩ずつ前進したからこその光景がでてきたときは、あったかい気持ちになれました。

ラスト、エピローグの話は坂木と鳥井がいよいよ自分達のけじめというか、”逃げ”の部分に決着をつけるエピソードでした。いやぁ、鳥井が坂木の家に初めて一人で訪ねる行動に胸がうたれましたし、坂木の鳥井に対する確固たる愛を感じました笑。聞くところによれば、結構賛否両論とのことですが、俺にとっては読んで良かったと思えた作品でした!

ちなみに著者の坂木司先生は、出生以外年齢性別不明の覆面作家とのことです。この「青空の卵」がデビュー作で、冒頭の「この物語の登場人物になれたことを、僕は心から誇りに思う─────」と、作中の語り手である“僕”と同じペンネームになっている・・・、ってことは、男?と思われたい女作家?前に書店で見た直筆サイン入りの色紙の字は、男性っぽいが…?うん、ミステリアスですね!!

あ、言い忘れてた!
↓↓↓

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「青空の卵」はウィングス・コミックスからマンガも発売されています!イラストは藤たまき先生!!これはもう、確信犯ですなぁ~笑
まだの方、是非!!

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