打たれ弱いコンディションのときってありますよね。
そんなときに、おすすめしたいマンガがあったのでご紹介したいと思います!

ブルージャイアント画像

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とても難しい目標に向かって走り続ける人は誰しも、途中立ち止まってしまうことがある。とよく耳にします。
著名人が出す数々の自己啓発系書籍の帯にも、自分の弱さを受け入れることが大事だというフレーズが、よく載っている印象です。

僕はまごう事なき『気弱男子』なので、笑
疲弊してヘコんだり、気持ちが落っこちたりして一旦立ち止まることは、アリだなと思います。

ただ頭のなかで対峙するもう一方の気持ちとしては、

へでもねえや。

と、思うようにしています。

もしくは

いやいやこれ、むしろ有難い展開だべ。

と、人に感謝できる視点へ変換しようと心掛けています。

落ち込むのが悪いことだとは思わないですが、
逆に、ボトルネックの改善に取り掛かってやるー!ぅぉおお!と、ショボくれた自分に対して反骨精神が湧き上がるのも確かです。もう癖ですね癖。笑
タフでいたいんだと思います。

いままさにへコんでいる人からすれば、ただでさえ辛いのにわかりきった事言われたら余計へこむ。と思うかもしれませんが、でもですね、ときには、わかりきった事を言う人の話にこそ耳を傾けることも大事やと思うべ。笑
というテイで話します。

で!弱さを受け入れることや、タフさってなんぞや誰か教えてクレメンス!と思っているとあるマンガが僕に教えてくれたので、今回ご紹介したいと思います。
それが「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」です。

「BLUE GIANT」

ブルージャイアント10巻表紙画像

以下、ネタバレ&あらすじ含みます。

小学館ビッグコミックで連載していた「BLUE GIANT」。
控えめに言って、昭和から平成にかけてのマンガ史上、傑作中の傑作だと思います。

なにかに挑戦したいと思っている方、挑戦していたけど立ち止まってしまった方のなかで、まだ「BLUE GIANT」を読んだことがない方は、是非読んで「挑戦する」ことの意味を、JAZZの熱さとともに、感じてみてはいかがでしょうか。

ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。
雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。

「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」

努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。

無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。

引用元: Renta!よりと、こんな感じです。

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仙台でJAZZ、サックスに魅了された主人公・大(だい)が、周りの大人達の応援を受けながら、来る日も来る日も練習に励み、第2ステージといえる部分としては、独り練習から“他のプレーヤーとのセッション”を求め、東京でトリオを結成する展開となっています。

仙台で、大の師匠で恩師である由井さんが『表現の技術と、人間の内側というものがつながるポイントがある。』と語るシーンがありましたが、まさに大は、そのポイントを、夢物語で終わらせずに掴める逸材になり得るのだと、東京でのターンでわかってきます。

トリオの各楽器は、テナーサックス×ピアノ×ドラムで、そのうちのピアノを弾く凄腕ピアニスト・雪祈(ゆきなり)は、日本一のジャズクラブ「So Blue」で演奏するという目標を、なんとか効率良く最短で叶えたいと考えてる分、コミュニケーションにおいては一見ドライでひねくれた性格に思われがちです。でも実は音楽に対する敬意と、反省点を受け入れて前を向く柔軟でタフな姿勢は、主人公の大に負けずとも劣らない部分でもあるんですよね。途中、主人公より登場シーンを占めるほどです。笑

物語の終盤、雪祈にはとんでもない悲劇が待っていて、大とドラムの玉田(たまだ)にも試練が襲うのですが、この3人と、3人を取り巻く人々の奮闘と成長を垣間見ていたからこそ、とても胸が痛みました。そしてやはり大の決断に救われます。

↓9巻の内容がモノローグ付きでわかる動画はこちら(雪祈の渾身のソロ演奏が見れる巻ですね!)

トリオが切磋琢磨する描写、全身全霊で演奏する描写、どちらも見どころですが、
登場人物達のお金の使い方にも注目で、自分が想定していた使い道と毎回違ってハッとさせられるので、金銭感覚というか、物事の優先順位について考え改めねば(汗)、と教えられた気がしています。

なかでも当時工場に勤める大のお兄さんが、初任給が出るやいなや弟妹におなかいっぱいご馳走を食べさせ、残りの給料と合わせた36回ローンで、店で一番高いサックス(51万円以上)を弟にプレゼントしてあげるエピソードが、大がサックスを始めるきっかけになるシーンでもあるため強く印象に残っています。

雪祈がトリオを組んで初めてのギャラで、お世話になっているジャズクラブのオーナーや母親に花束を贈るシーンなども、皮肉めいた普段の性格とは真逆ともいえる繊細で優しい行動で、雪祈の細やかな気遣いが伝わる描写です。

玉田がドラム教室の先生(同年代)に、感謝の気持ちを込めてビールのセットを手渡しであげるシーンもしかり。

そう、みんなイイやつなんですよ。笑

そして、こういったジャンルの漫画にありがちな展開に“ならない”点も、「BLUE GIANT」が支持される理由のひとつだと思います。
例えば、大がはじめてのライブで、お客さんから「おまえの音うるさいんだよ!」と罵声を浴びせられ、ステージから降ろされてしまったとき、心が折れてへこんで、スランプに陥る?と思いきや先述の言葉が。

へでもねえや。

意地を張るのではなく、チャレンジする信念を貫くための発言だと解釈しました。

空を見上げてニカっと笑いかける高校生…。
だからといって、この予想を超えるひたむきさに、読んでて気恥ずかしくならないんです!
泣けてくるシーンも数多くありますが、悲しくはならないんです!

『奮起させられる』と思います。

独特な演出というか、
毎巻末に「BONUS TRACK(ボーナス・トラック)」と題した、物語の数年後の家族や知人たちの「インタビュー映像」が描かれているのも、深みが増すポイントです。
読んでいるうちに、主人公・大の音楽人生に関わった登場人物達が、大が現在世界的な大物ミュージシャンになっているように匂わしながら、当時のエピソードを語っている様子なんだと分かってきます。

じゃ、ジャズコンやわ。(ジャズってるコンテンツの意。←)

「BLUE GIANT SUPREME」

ブルージャイアントシュプリーム画像

「BLUE GIANT」10巻が日本編となり、続編「BLUE GIANT SUPREME」では舞台がドイツ・ミュンヘンからのスタートとなっています。

「世界一のジャズプレイヤーになる」

仙台で独りサックスを吹き始めた大は、高校卒業と同時に上京。
そして仲間を得て、テナーサックス、ピアノ、ドラムのトリオ「JASS(ジャス)」を結成する。

互いに切磋琢磨しながら必死に演奏し、反響も日に日に大きくなっていったが、ある出来事をきっかけに「JASS」は解散、
大は単身ヨーロッパ・ドイツへ────

日本から世界へと舞台は移り、大の音はさらに大きく力強くなっていく。

引用元: ビッグコミック公式サイトよりと、こんな感じです。

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日本で雪祈、玉田とのトリオを解散し、さらなる高みを求めて単身ドイツに渡った大(海外ではDという呼び名になります)は、3都市目のベルリンでついに4人でバンドを組めるカルテットを結成します。
テナーサックスの大、ベースのハンナ、ピアノのブルーノ、ドラムのラファエル。
それぞれが異なる国の人達の集まりで、音も性格も強力な個性を持つ4人。…まとまるのか?笑
という段階から、どう覚醒していくのかハラハラさせられます。

僕としては、カルテットを組めたという時点で、ひとまず大ちゃんを労いたいです。笑
そして知り合った人たちが、彼の真摯な姿に魅せられ、見返りを求めず「信じる」の襷をつないでいったからこその結成でもあります。
というか、信じる理由もそれぞれスマート!笑

例えば、ドイツに来てからの数日間、言葉や人種の壁でなかなかジャズを演奏する土俵にあがれない大のために、なんとか演奏させてあげようと来店客数確保に根回ししたり、クラブと直接交渉してあげたり、本当によく手伝ってくれるクリスが、大の「なぜそんなに(信じて)優しくしてくれるの?」という問いに対して、

優しくもないし、助けようとも思ってない。
普通のこと、それだけ。
きっとみんな同じことを思うよ。

いつか世界一になる奴と、
知り合えたらステキだなって。
な…普通だろ。

と答えるシーン。

日本に居るみんなと同じく、ドイツにも、大を信じる奴が居た。泣

大の代わりに、「いぎなりかっけー!!」と広瀬川に向かって叫んでやろうかと思いましたよ。

あとがき

もしも愛嬌や多少心配されるくらい気力に不安定さを持つことのほうが“愛され系”だと言ったり、
クダをまく相手に合わせることが“癒し系”と言われるのなら、そのなんともトリッキーな敷地には、一石を投じたいところです。笑

『仕事』で例えるなら、
仕事をこなそうとする自分より、仕事を楽しもうとするギアを持つ自分のほうが、いい顔してて愛せちゃうんですよね。

『話し合い』で例えるなら、
オーバーな相槌でのご機嫌取りキャラで終わるより、誰かと凌ぎを削り合おうとしている姿勢が見れる人のほうが、人間くさくて癒されるんですよね。

タフな人って、頑丈というわけではなく、そういうことなんだなぁ、
愛嬌は、そこで初めて真実味を帯びるんだなぁ、と
「BLUE GIANT」を読んで気づかされた、そんなこの頃です。

日々成長するのなら、来年の今頃は、僕自身また違う考えになるかもしれません。でも!いまのところはこれが自分にとって、挑戦するためのベストプラクティスだと思っています。

「予と違う意見だ、おぬしを理解しない」という暴れん坊やには、そもそも押し付けませんのでどうぞご安心を。笑

Spotifyで「BLUE GIANT」とのコラボプレイリストを聴けます

主人公である宮本大が愛聴するジャズの楽曲を紹介する「BLUE GIANT SUPREME」のオリジナルプレイリストが、日本のSpotifyユーザーのために公開されています。

その他に、サウンドトラック的なコンプリート・アルバムも聴けますよ!

♪「BLUE GIANT」日本編のアルバムです。
3人が歩くこのジャケットの構図、読んだ後に見るとさらに友情を感じて、あぁ泣ける。泣

♪「BLUE GIANT SUPREME」海外編のアルバムです。
本番前に、舞台に向かうシーンって感じでカッケー!!
やはり、大がどんどん大人の男になっていってますね。(いけない目で食い入るような視線で見ています。←)

作中では、吹き出しセリフを一切無くして作画だけで見せる演奏シーンや日常シーンが多い「BLUE GIANT」。
それなのに音や感情や息づかいが伝わってくる、あの巧みな描写を思い出しながら、
おぉ!あのシーンの曲は、この曲なのか!
ジョン・コルトレーンってめっちゃリストあるやん!
などなど、ジャズ入門として、はたまたいつもと違うBGMとして、聴いてみてクレメンス;-)

ところでコミックスの表紙、統一感という枠から敢えて外れ、毎巻タイトルフォントをジャズ界に親しみのあるフォントに変えているのもまた、こだわりを感じてジャズりにジャズってますね!
日本編も海外編も、1巻はブルー系というリンク具合も良き。

まだの方は、是非!

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